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プログラミング教育の必修化

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現在、教育カリキュラムの中で、プログラミングの必修化が進んでいます。
プログラミングを学んでいくことで、子どもにどのような力が培われていくのでしょうか。

プログラミングを学ぶことは、これからの社会で生きていく上で必要になる重要な力をつけていくのにとても役立つと言われています。

たとえば、ロボットプログラミング教材を学んでいくとしましょう。ロボットに対してこのような動き方をさせようと決めて、プログラミング(指示)をします。ロボットはプログラミング(指示)された内容以外の動きは絶対にありません。プログラミングした動きを開始する前までは、あくまで自分の頭の中でロボットの動きを予想することになります。そして実際いざロボットが動き出し、予想していた動き通りになっているか。それとも予想していなかった動きになってしまったのかが、はっきりとわかるはずです。予想通りだと良し、予想と違った動きだとなお良し、です。つまり前者の場合は、まさにイメージ通り。予想と実際とが一致することほどすばらしいことはありません。後者の場合は、なぜ違った動きになってしまっていたのか、自分の出したプログラムのどこがおかしかったのか、目の前のロボットがはっきりと問題提起してくれます。その場合は、もう一度、プログラムを修正してチャレンジ。再び間違ったとしても再チャレンジしていきます。
そしてこの試行錯誤こそが、社会で生きていく上での困難や問題に対しても、よりよい解決策を見いだしていこうとする姿勢の原点になりえるのです。一言で言えば問題解決力です。もちろん、プログラミング自体に興味をもち、より高度に勉強してプログラマーになる人もいるでしょう。そういった仕事もこれからますます必要とされると思われます。
そして、ロボットプログラミング教材だと、ゲーム感覚でどんどんミッションをクリアしていく楽しさを味わうことができます。プログラミング教育において、小学生・中学生・高校生で、それぞれに適したプログラミングの難易度や教材選びは大切ですが、総じて楽しみながら習得していくことは大切だと思います。
(中学校高等学校 教諭 増田勝彦)