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パッション

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 子どもは好奇心の塊。目に入るものすべてに対して「どうして?」「なんで?」と疑問をもち問いかけてきます。頭の中は???でいっぱいになります。ここで大人があまり簡単に「正解はね、こうだよ」と言ってはいけません。それどころか反対のことが必要です。
 もっともっと???が広がったり深まったりするような良い問いかけをしてあげたいと思います。答えは子ども自身が見つけられるように、「ほほう、なるほど」と感心したり、良い質問を発したり、じっくりと付き合ってあげられる大人でありたいと思います。そして子どもたちの頭や心の中で???がどんどんどんどん膨らんで、ビックリするような大きな夢みたいなことが出てくるようにしてあげたいと思っています。大人の現実的な「正解・不正解」「無理・無駄」で子どもたちの夢を潰してはなりません。日常・非日常のいろいろな経験から生まれた興味・関心・疑問を「こんなことやってみたい。これができたらどんなに素晴らしいだろう。」「どうしたら実現できるだろうか。何とかやってみせる!」という情熱(パッション)や愛にまで育てる、その導きをするのが教育だと感じています。
 今、さまざまな分野で活躍されているデザインオフィスnendo代表の佐藤オオキ氏の作品を見たり言葉を聞くと、見慣れた日常が新鮮な感性で???が!!!になっていく、そして周りの人の喜びにつながっていることを感じ、なんだかわくわくした気持ちになります。訳のわからぬブログになりましたが、ICTもそのための大切な武器になると思っています。
雲雀丘学園幼稚園 園長 平尾聡