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Tauranga Report NO.7

NZの高校には、「演劇」という教科があります。部活動ではなく、教科です。私はバディであるルーシーと多目的室に行き、彼女たちの演技……いわゆる読み合わせ」のようなものに参加しました。その日の題材は双子の女の子が男の子に騙されて酷い目に遭う、というコメディで、みんな感情を込めて生き生きと演技をしていました。
ほかにも、語学の時間には有名な映画……「恋のからさわぎ」という、高校生の恋愛映画を描いたラブコメ映画です……を見て、登場人物の心情の推移を観察する、というふうな、日本の高校のカリキュラムとは一風変わった内容の教科も多く、とても面白かったです。
特別難しかったのはフランス語の授業です。英語でフランス語の授業をやるのですから、かなり難解でした。
さて、NZにはキリスト教徒がとても多いです。私たちが通った高校もミッション系で、宗教の授業やミサなどがありました。宗教の授業ではYouTubeで騎士の鎧の着方、みたいな動画を見ました。私はキリスト教徒ではないので、宗教の教科書の設問は深く分かりませんでしたが、それでもこういう形で宗教に触れるのが初めてだったこともあり、なんだか新鮮な気持ちになりました。
ミサではローブを身につけた男の人が司会のような役割をし、聖書の読み聞かせをなさっていました。途中で何度も短い賛美歌や神への祈りの言葉を捧げ、最後にはキリストの血をあらわしたワインとキリストの肉体をあらわした白いパンのようなものを配りました。もちろんワインを飲むのは代表の成人した人のみで、生徒は白いパンを食べるだけです。私たち雲雀丘の学生は全員クリスチャンではなかったので、片手を肩に当て、「私たちはキリスト教徒ではありません」ということを示しました。そうするとパンを配る係の女の子が「God bless you」と言って肩に触れてくれます。私たち以外にも肩に片手を当てている生徒は結構いました。キリスト教徒の生徒は、パンをもらうと「アーメン」と言って十字を切り食べていました。
授業の内容は、全体的に日本の高校でやるものよりも簡単でした。しかしもちろんすべて英語で進められるため、ついていけないことも多々ありました。それでも、そのたびにバディが優しく教えてくれたり、先生方がサポートしてくれたりしたので、なんとかやっていくことができました。
ミサや宗教などで異文化に触れ、同年代のNZ人の子どもと交流することで、自分の中の世界もさらに広がった気がします。また大人になったらNZに行って、ホストマザーやともだちの元へ訪れてみたいと思います。


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緊張で始まったアクアイナスカレッジでの生活。あっという間に、過ぎて学校最後の日が来ました。修了式です。代表の青山凛ちゃんが挨拶をした後、皆がバデイーに一言ずつありがとうの挨拶。バデイーは身を乗り出して聞いていました。それから、お世話になったバデイーを前に、君が代と世界に一つだけの花を披露。メリッサ先生も高校の800人を皆あわせたよりも、いい声が出ているとほめて下さいました。その後は、折り紙、剣玉を披露。 漢字で皆の名前を書いてあげたり。盛り上がりに、盛り上がりました。最後は、お返しにバデイーたちがハカを披露してくれました。学校が準備してくれたピザも美味しくて、名残惜しい時が過ぎていきました。

こうして、雲雀の皆は、たくましく自力で英語を使って3週間、ホストファミリーと共に、地元の高校生とともに、バデイーとともに過ごしました。 私からの花向けの言葉は Well done !! You should be proud of yourself! です。