職業人にまなぶ
実験で,成人男子何名かに「何もしなくていいから」と言って部屋の中に長時間いさせてみたら,最初は嬉しがって,眠ったり休憩したりしているが,そのうち段々落ち着きがなくなり,イライラし出して,最後にはマイッてしまうのだそうだ。しかし,そのときに,課題を与えると回復し,いきいきと作業に取り組むのだそうである。どうも,しごとには人間活動を維持する機能があるようだ。
さて,しごと。労働省(現在は厚生労働省)が1999年に発表した職種数は2167もあるらしい。その中から,自分に適した職業を選ぶのは困難だが,しかし,自分の適性と照らし合わせてみると意外に絞られてくる。
高校生にこういう作業をしようといってもなかなかしない。もともと,自分を点検するのが相当にいやな時期なのだから。それより,実際に職業に就いている方に触れるほうが素直に入れるようだ。入ってしまえば,後は自分で拡げていける。
今日,12日,高校1年生「職業人にまなぶ」。