« ひばりの図書室1月号を配布しました | メイン | にゃにゃにゃの日 »

ここで、一句

 今日は立春です。暦の上では春と言われますが、今日は実際、春のようなお天気です。

 そんななか授業中に中1生が、メタセコイヤや藤棚の下、校庭をウロウロ。昨日も見かけたので、てっきり理科の授業かと思っていたら、今日一緒にウロウロしていたのは国語の先生。

 まさかの俳句の授業でした。校内を巡り、いろんなものを目にしながら、俳句を詠んでいるようです。図書室の窓から見下ろすと、なんだかワイワイ楽しそう。確かに教室で机に向かっているより良い句が詠めそうです。

sijk02.jpg sijk01.jpg
 あなたたちの頭の上の「藤」も季語ですよー。 ちなみに「雲雀」も春の季語です。

 俳句に欠かせない季題・季語を集め、季(春、夏、秋、冬、新年)または 12ヵ月に分けて整理し、解説・例句を加えたものが歳時記。図書室でも色々な種類の歳時記を揃えています。
大人も読みたいこども歳時記/長谷川櫂(小学館)、俳句歳時記/角川学芸出版(KADOKAWA)  など。

 私たちの周りは季語にあふれています。
春で言うと、「梅」や「桜」など季節の花はもちろん、「入学試験」や「シャボン玉」「ぶらんこ」など身近なものや、春の山の明るい感じをさす「山笑ふ」 冬の間しめきられていた北側の窓を開け、冬の暗さが家から一掃され春を実感する「北窓開く」 など。季節を感じる美しい日本語がたくさん。