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大阪府立大学授業公開講座

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 6月15日(木)、大阪府立大学授業公開講座「関西経済論XⅡ」において『社会で役立つ力』というテーマで講演を行ないました。
この講座は4月から6月の各木曜日に計11回開催され、各業界から講師を招いて90分の授業を行なうというものですが、学生だけではなく大阪府民の方が受講できるというのが大きな特徴です。これまでは大阪府副知事の三輪和夫氏、日本経済新聞大阪本社副代表の岡崎守恭氏、志縁塾代表取締役の大谷由里子氏、カナダ総領事のデビッド・マクレラン氏、毎日放送社長の山本雅弘氏、近畿経済産業局長の福水健文氏、プロップ・ステーション理事長の竹中ナミ氏、近畿財務局長の森本学氏が8回にわたり講演されており、今回が9回目となります。
生憎の天候にもかかわらず1,000名を超える方が参加されました。学生以外の府民の皆さんは既に第一線を退かれている方が多かったようですが、熱心にメモを取られている姿を見ていると若い学生以上に学習に対する意欲が高いのではないかと感じました。今、日本では団塊の世代の大量退職に伴う労働人口の減少とこれらの人達が持つ技能やノウハウの伝承という大きな課題を抱えています。また、現在の社会システムは人生65歳かせいぜい70歳くらいを前提に設計されているため、寿命が延びたことによってさまざまなひずみが出てきています。これからの日本の活性化のためには雇用や年金、医療等の制度の見直しを進めると共に高齢者の活用を積極的にはかっていくことが不可欠なのではないでしょうか。そして、このことがきっと本人のやりがいや充実した人生に繋がると思います。
今回の講演では、志の大切さということを訴えましたが、学生諸君も自己中心的な考え方ではなく“将来社会に貢献する”という強い思いを持って、自分なりのしっかりとした目標を設定し、日々の努力を続けて欲しいと感じました。