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伝統の英単語テスト

手に英単語の本を持ちながら登校してくる生徒、歩きながらプリントに目を通している生徒、教室で単語帳に見入っている生徒。7月7日(金)、中学高校全生徒による英単語テストを実施しました。
 このテストは語彙力を増やし、英語力の向上を目指すことを目的として前・後期毎に年2回行っていますが、校史を紐といてみると学校創立以来実に50年以上の歴史を有していることが判りました。
 当初は、中学校入学時に1300語の英単語集を購入してもらい、3学期制のもと1学期に1度100問を出題、続いて高校についても卒業時に必要な単語の修得を目標として本テストを実施するようになったようです。
 更に各学年で英検の取得を目指しており、中1では5級、中2・4級、中3・3級、高1・準2級、高2・準2級又は2級(高校卒業程度)ということになっています。
 一般的に語学の力をつけるには、できるだけ簡単な語彙を用いて作られている基本文を700~800位徹底的に暗記する。これらを1週間に1回、声を出して暗唱する。更に語彙を増加させることが必要であると言われています。
 英語の場合には他の言語に比べて語彙数が多いので、2000個まで覚えなければ基礎ができあがりません。この最初の2000語をものにすることが、将来の伸び方を決めることになるのです。更にTOEIC500点くらいのレベルに到達するには最低でも5000語位が必要であり、文法知識も修得しなければなりません。これからグローバル化がますます進展する中にあって、英語を中心とする語学力は不可欠になってきます。
本校は同様の考え方で創立以来漢字テストも実施していますが、まさに〝継続は力なり〟、素晴らしい伝統になっています。
最近、楽をして成果を求めるという風潮がありますが、何事も短期間で達成できるものはありません。生徒達が日々地道な努力を続けることにより、成長してくれることを願っています。