校内研修会の開催
9月26日(火)、期末考査の午後の時間を活用して本年度第3回目となる校内研修会を開催しました。今回のテーマは先般実施した「授業アンケートについての分析と検討」です。
本校においてはこれまでも年二回、学期末に授業アンケートを実施していましたが、そのやり方はそれぞれの先生が独自に実施し、その結果を見ながら自らの授業を見直すというものでした。このため個々の先生にとっては授業改善の有効な手段になっていたようですが、生徒全体の状況を把握することができず課題の共有化がはかれていませんでした。これでは折角のアンケートが個々の教員レベルでの改善に止まってしまい、学校全体の教育活動には結びつきません。
今回は従来のやり方を抜本的に改め、あらかじめ共通の質問項目を検討し、「全生徒による全授業を対象」としたものにし、パソコンで全数を集計する方式にしました。同時に一方的に生徒の意見を聞くだけではなく、生徒の家庭学習や試験準備等についての質問項目も加え生徒の学習に対する振り返りを促すことにしました。そして、この集計結果を個々の先生だけでなく教科、学年にもフィードバックし、それぞれの課題を抽出し対応策を検討した上で、研修会で発表するということにしました。
研修会では教員の相互授業参観、十分な授業準備、進度・板書・活動内容・教材の共有化、自宅学習や予習・復習のあり方、テスト準備のあり方、ノート作りの指南、個人懇談の充実等活発な意見が出されました。先生方の共通の悩みは、いかにして生徒の学習へのモチベーションをあげるかということです。「興味が湧く」「わかりやすい」授業を追求していくことは当然ですが、何よりも生徒が自ら「学ぶ意欲」を持つよう動機付けをしていくことが大切であると感じました。今後ともより一層家庭との連携をはかっていきたいと思っています。