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全教員による広報活動

今、日本の教育界は重大な局面を迎えています。少子化による児童生徒数の減少に加え、世界各国の中での相対的な基礎学力や創造力の低下はとりもなおさず日本の国力の衰退につながることになります。更に昨今人間力という点でも憂慮すべき事例が散見されるようになってきました。このような状況の打開をはかるため、教育界においては国公立・私学にかかわらず、また大学・高等学校・中学校・小学校・幼稚園にいたるすべての校種においてさまざまな改革が行なわれています。
本校も〝将来社会で役立つ子ども達を育てる〟という思いで、現在人間教育の充実と学力の向上をはかるための取り組みを進めつつあります。特に来年度からは、よりきめ細かい進路指導を行なうために新たに三つのコース制の設置やこれに伴うカリキュラムの充実をはかることを決定し準備を進めています。
しかし、このことを生徒や保護者をはじめ多くの方々にお知らせし、理解していただくのは容易なことではありません。すでに学校での説明会やマスコミの活用、ホームページでの紹介等を実施してきましたが、まだまだ十分に内容が伝わっているとは言えません。そこで、先般の職員会議でこれから全教員が分担して中学校を訪問させていただくことを確認しました。私も早速、阪急沿線の中学校にお伺いし、今回の新たな取り組みについて説明させていただきましたが、既に他のいくつかの学校からも訪問されているようです。受け入れていただく中学校にとっては、さまざまな学校から次々と新しい提案がなされるため、十分にご理解いただけない点が多々あるかもしれません。おわかりにくい点があれば、遠慮なく本校の方にお問い合わせください。
 業界は全く異なりますが、メーカーが折角新しい商品を造ってもPRが不十分であれば、その良さを知って使用していただくことにはなりません。
引き続き、全教員によるさまざまな広報活動を展開していきたいと思っています。