総合力の発揮
9月30日(土)、午後から雲雀丘学園としてのPTA協議会が開催されました。本学園には雲雀丘と中山台の二つの幼稚園と小学校、中学校・高等学校があり、約2600名の児童・生徒が在籍しており、今回の協議会には各校種のPTA役員代表と校園長、教頭等22名が出席しました。PTA会長、常務理事からの挨拶の後、それぞれの校種毎に4月以降取り組んできたPTA活動の内容についての報告があり、続いて各校園長から現在抱えている課題と取り組んでいる教育活動についての報告を行ないました。最後に質疑応答や提言という形で閉会しました。会議終了後、PTA役員の方との立ち話の中で、〝これまでこの会議は報告に終始しており、今回のように色々な意見が出たのは珍しい〟ということをお聞きしましたが、正直なところ学園全体という視点に立ってもっと掘り下げた話し合いが必要なのではないかと感じています。
私も丁度、本校での勤務が半年になりましたが、雲雀丘学園を取り巻く環境が大きく変わってきていることを実感しています。これまでは幼稚園から小学校、中学・高等学校にいたるまでそれぞれの校種で独自の取り組みを推進してきています。しかし、これからは児童・生徒の募集から教育活動の充実、進路の実現にいたるまでの学園としての中期の視点に立った展望いわゆる『グランド・デザイン』が不可欠です。
そのためには互いに課題を共有し、この解決のためにどういう施策を展開していくかについての徹底的な論議をしていかなければなりません。まさにこれからは「学園としての総合力の発揮」が重要になってきます。
どうか皆様からも忌憚のない前向きのご意見をいただきたいと思っています。