良循環型学校経営の推進
本校の校長に就任して間もなく6か月になりますが、この間多くの方からご意見やご要望をお伺いし、校内で数々の検討を重ね、様々な取り組みをスタートさせてきました。まだまだ緒についたばかりですが、着実に動き出しているように感じています。
学校づくりのポイントは「入口を固める」「校内を固める」「出口を固める」という3つに集約されます。「入口を固める」というのは本校の目指す教育方針に合った生徒に入学していただくということであり、「校内を固める」というのはカリキュラムや授業の充実、生徒指導の強化、設備等学習環境の整備であり、「出口を固める」というのは生徒の希望する進路を実現することです。これらがシナジー(相乗)効果を発揮することによって、学校はどんどん良い方向に進んでいくことになります。本校はこれまで分掌や学年においてそれぞれ創意工夫を凝らし、色々な取り組みを実施してきています。これらを個々に見ていくと実に素晴らしい成果をあげてきています。しかし、残念なことにこれらの対外への積極的なPRも今一歩であり、校内においてもお互いにやっていることが必ずしも浸透せず、引き継がれていなかったように思われます。
今後は個々の取り組みが「入口」「校内」「出口」を固めるためにどのように機能しているのかを明確にし、学校全体でシステム化していきたいと考えています。現在、積極的な広報活動を行なっていますが、意欲のある生徒に入学いただき、きめ細かい個別指導により進路実現をはかる。これを繰り返すことによって〝良循環型の学校経営〟が推進できると確信しています。