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慶應義塾大学に3名が入学内定

「先生、内定の通知を受け取りました。本当に有り難うございました。」はち切れんばかりの笑顔で生徒達が報告にやってきました。本年度の大学受験は、先日慶應義塾大学のAO入試にチャレンジしていた3名全員が合格という幸先の良いスタートとなりました。AOとはAdmissions Officeの略であり、単なる点数ではかれる学力を判定するペーパー試験重視の従来型の入試とは異なり、受験生の個性の掘り起こしを狙った論文や面接、ディベートを中心とした選抜方法を採用する等新しいスタイルの入試です。慶應義塾大学では、時代を先取りし日本で初めてAO入試を導入されましたが、今では多くの大学で実施されるようになってきています。
 私は、「おめでとう。良かったね。でも大切なのはこれからだよ。気を抜かずに今にしかできないことをしっかりやるようにして下さい。」ということを伝えました。今回は慶應義塾大学との連携講座を受講した生徒の中から受験者を選抜し、進路指導部や学年団が中心になって指導を行なってきました。最終段階においては私自身も個別に指導を行ないましたが、AO入試への対応についてはこれからも改善していかなければならない点が多々あると感じています。
近年、大学受験においてAO入試を目指す生徒が増えてきていますが、一部には基礎学力の修得をおろそかにし、受験テクニックに走る傾向も見られるようです。しかし、基礎・基本が身についていなければ、折角大学に入学しても期待した成果は得られないと思います。あくまでしっかりとした基礎学力がベースになければなりません。
本校においてもAO入試や推薦入試を選択する生徒に対して、来年度以降しっかりと基礎を固めた上で早い段階から個別指導を行なっていきたいと考えています。

 また今日にいたるまで、慶應義塾大学の総合政策学部と環境情報学部の先生方には実にきめ細かい暖かいご指導をいただきました。心より感謝申し上げます。