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履修漏れへの対応

 現在、必修科目の履修漏れが大きな問題になっていますが、誠に残念なことに本校においても数年来保健と情報の授業がそれぞれ2単位必要なところ1単位の履修ということで教育活動を行なっていました。しかしこの2教科については今回の文部科学省の指示に従い、単位不足を解消すべく学校としての対応をはからなければなりません。
 この事態に対し、私は教職員に次のことを話し協力をお願いしました。
(1)実態を明らかにし公明正大に対応する
(2)大学入試を控えた生徒の立場に立って対応する。特にセンター入試を間近に控えた生徒の負担にならないように配慮する
(3)教科や学年の問題として特定の人に任せるということではなくなく全校あげて対応する
(4)極力年内に履修できるように迅速な対応をはかる
(5)学校で起こったことはすべて引き継いだ校長の責任であるという考え方で対応する
 この方針に基づき、保健については体育の先生を中心に時間割を設定、情報については本校の先生だけではなく非常勤の先生を5名確保の上、ほぼ毎日のように50を超える授業を開設し生徒に選択してもらうことにしました。また今年中に取得できない生徒に対しては来年3月にも授業を行ないます。
高校3年生に対しては、これまで3回にわたり今回の趣旨を説明し、既に昨日から補習をスタートさせました。私も授業を参観しましたが短期間にもかかわらず先生方がきっちりと準備してくれていたため大きな混乱もなく終了しほっとしています。
 保護者の方に対しては本日説明会を開催しました。
 いずれにしても入試を控えたこの時期にこのような事態が生じたことに対し、本当に申し訳なく心よりお詫び申し上げますと共に生徒の進路についてのきめ細かい指導を続けていきたいと思っています。