自主・自律の精神
11月11日(土)、池田市民文化会館において開催された大阪教育大学附属池田中学校創立60周年記念式典に出席しました。同校は本校とは以前からさまざまな面での交流が続いており、毎年何名かの生徒にも入学いただいています。
開式の辞、国歌斉唱に続いて行なわれた学校概要の説明や学校長の式辞によると、同校は昭和22年4月25日に5名の教員と5学級231名の生徒からなる小規模校として池田城跡の城山に創立されたとの事ですが、卒業生数も今春で実に9057名になり各界で活躍されているようです。60年といえば人間では還暦にあたります。今春からさまざまな関連の事業が計画されていたようですが、特筆すべきは「ようこそ先輩」の授業に加えて『豊かな心・自律心を育む緑の学び舎に』ということで先輩や教育後援会から贈られた芝生です。去る6月末校庭に約800平方メートルにわたり芝生が敷き詰められ、たちまち素晴らしい緑のジュータンに変身したということです。
来賓の皆様のお話の中にも随所に「自主・自律」という言葉が出てきましたが、自由な校風の中にもこの精神を培い、自ら求め学ぼうとする態度の育成についてはしっかりと指導がなされているように感じました。開式前にも生徒指導の先生から式典の意義を十分認識した上でしっかりとお話を聞くようにという話がありましたが、私語を発する者もなく厳粛な雰囲気のうちに2時間にわたる式典は終了しました。〝自律〟は本校の校是の一つでもあります。自律する気持を育てることの大切さを再認識した一日でした。