提案を生かす
昨日の学級委員会の席上、ある保護者の方から定期券の購入についての質問がありました。その内容は、「現在、事務室で各電鉄会社が発行する購入申し込み書に必要事項を記入し証明を受けた後に、駅の窓口で定期券を購入しているが、他校では生徒手帳に通学区間証明書が添付されているため、事務の手続きが不要になっているようです。」というものでした。
これを受けて本日、事務の担当者が電鉄会社に問い合わせると、確かに指摘どおりの購入方法をとっている学校が多いことが判りましたので、早速改善することにしました。丁度、生徒手帳の見直しを行なっているところでもあり、実に良いタイミングでした。この変更によって、生徒達の購入手続きも簡素化されますし、事務室の業務も軽減されることになります。
今、本校では徹底した業務の見直しに取り組もうとしています。学校には種々雑多な業務があり、整理できないままそれぞれの教職員が従来どおりのやり方を踏襲しているといったケースが散見されますが、これではいつまで経っても煩忙感から脱却することが出来ません。大切なことは〝生徒を育てる〟という教師しかできない仕事に集中できる体制を作り上げることです。そのためには思い切って業務の簡素化をはかると共に従来教師がやっていた生徒の育成に直接関係のない業務を他の部門に移管することが必要ですが、その前提として受け皿となる事務部門等の体制の見直しが不可欠です。
先般校内で業務の改善に対するアンケート調査を行ないましたが、これからも保護者や生徒からの色々な提案を取り上げて推進していきたいと考えていますので、お気づきの点は遠慮なく申し出てください。