2月を迎えて
今日から2月に入りましたが、今年の冬は殊の外暖かかったようです。1年のうちで最も厳しい寒さと言われる大寒の時期も過ぎ、3日は節分、4日は立春となります。『冬来たりなば春遠からじ』という言葉がありますが、これからは多くの人にとって新たな生活のスタートを切る季節を迎えることになります。
どうか力強く第一歩を踏み出して欲しいものです。
ところで、普段は余り疑問を感じずに2月を迎えている人が多いと思いますが、どうして2月には28日(閏年は29日)しかないのでしょうか。
その答えは古代ローマにさかのぼらなければなりません。共和制のローマ末期にユリウス・カエサルがユリウス暦を採用するのと同時に7月の名称を自分の家門の名に変更しました。これが英語名のJulyの由来です。
その後、紀元前8年にローマ帝国の初代皇帝であったアウグストゥス(オクタヴィアヌス)がユリウス暦の運用を修正すると共に8月の名称を自分の名前に変更し、同時に8月の日数を30日から31日に増やし、そのため不足した日を2月から差し引いたのです。
Septemberは7番目、Octoberは8番目、Novemberは9番目、Decemberは10番目ということになっているのは、ローマ暦が3月起算になっていたからなのです。
日本では「如月」、まだ寒さが残っているため更に衣を着るから「絹更月」「衣更着」であるとか、陽気が更に来る月であるから「気更来」とも言われていますが、はっきりしたことは分からないようです。
いずれにしても、気持を切り替えて充実した生活を送っていきたいものです。