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子は親の鏡

 先日、保護者の方から『子は親の鏡』という詩を送っていただきました。どこかで見たことがあると思って書名を確認すると、PHP研究所から発行されているドロシー・ロー・ノルトとレイチャル・ハリスの共著『子どもが育つ魔法の言葉』の中に紹介されているということが判りました。早速本棚から探し出し読み返してみました。ドロシー・ロー・ノルト博士は40年以上にわたって家族関係についての授業や講演を行ない、家庭教育の子育てコンサルタントの第一人者であり、著書『子どもが育つ魔法の言葉』は世界各国で多くの共感を呼び、特に日本では120万部を超す大ベストセラーになりました。
また、レイチャル・ハリス博士は精神科医、臨床ソーシャルワーカーでノルトの永年の友人です。
 
以下、子は親の鏡という詩を紹介します。
   けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
  とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
  不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
  「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
  子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
  親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
  叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
  励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
  広い心で接すれば、キレる子にはならない
  誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
  愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
  認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
  見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
  分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
  親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
  子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
  やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
  守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
  和気あいあいとした家庭で育てば、
  子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる
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 また、ノルト氏は、2000年に来日され、10代の子どもによる多くの事件を目の当たりにし、10代の旅路を乗り切るヒントとなる著書を出されていますので、後日紹介します。