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教育実習生に送る~③これからの教師18条(Ⅲ)

修学旅行も無事終了しました。
教育実習生の皆さんも毎日新しい経験をしていることと思いますが、皆さんと生徒の年齢差は高校3年生で4歳、中学1年生では7歳です。そして、皆さんが教師になってしばらくの間はこのような状況が続くことになります。生徒達にとっては恐らく兄や姉のような存在ではないかと思います。
しかし、入学してくる子どもの年齢は変わらない一方で、自分自身は確実に1歳ずつ年をとっていきます。そして子どもとの年齢差は開いていきます。
教師だけではなく、どのような職業であっても、絶えず自己研鑽することにより、年々レベルアップをはかっていかなければなりません。現状にとどまることは退歩を意味します。変化に対応していく力が必要なのです。また、自分ひとりで何でもやるという考えは尊いものですが、一人の力には限界があります。時間がないからできないということではなく、いかに他の人の力を借りるか、素直に協力を求めるという柔軟な姿勢が大切であると思います。
これからの教師18条の続きを掲載します。


4.いつも新しい風を

  第13条 子どもも社会も日々変化している
       停滞は後退になると考えよう

  第14条 「昔からこうしてきた」だけでは行き詰まる
       五分五分なら新しいことに挑戦してみよう

  第15条 教育の原理や真理は日々の子どもたちとの
       活動の中にある それを見つけて実践に生かそう

  第16条 良い情報の公開は後でも間に合う
       悪い情報ほど躊躇せず公開して改善材料にしよう
 
5. 子育てネットワークの活用を
 
 第17条 ひとりの教師の力は小さいようで大きい
       自分の実践を内外の研究会に発表してみよう
       自分の個性と能力を学校や地域で発揮してみよう
 
 第18条 教師のひとりの力は大きいようで小さい
       家庭や地域の教育力を最大限活用させてもらおう
       様々な人との出会いをつくって社会の一員としての
       自分を磨き高めよう