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時間を有効に使う

雲雀丘の時計

  今日で夏休みも終了し、いよいよ明日は授業始め式で学校がスタートします。今は「もう少し休みが欲しい」「早く学校に行きたい」「計画通りの休みを過ごせた」「当初考えていたことがほとんどできなかった」等一人ひとりがさまざまな気持で過ごしているのではないかと思います。
  よくできなかった理由に〝時間がなかった〟ということがあげられますが、私の経験からしても、本当に時間がなくてできないということは稀だと思います。要は「やろう」という意志の問題ではないでしょうか。人間は有り余る時間があってもなかなか取りかかろうとしないものです。そして追い詰められて仕方なしに行動を起こすということが多いのです。
  私はこれまで社会で活躍している人を見てきましたが、これらの人に共通しているのは時間を管理する能力に優れている。言い換えると自分の時間の使い方が非常にうまいということではないかと思います。実際に、誰から見ても「超多忙」な人から手紙やメールをいただいたり、電話でアドバイスをいただくようなことが何回もありました。これらの人の行動パターンには、常にやるべきことの整理ができている、そして段取りをきっちりしているという共通点があります。勿論、最初からこのような習慣が身についていたということではなく、多くの経験を積まれた結果であるのは間違いありません。
  一日の時間はすべての人にとって24時間で変わりがありません。学校は社会で役立つ力を育てるトレーニングの場であると考えるなら、時間を管理するスキルを高めることが極めて大切であると思っています。