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中学・高校改革の取り組み

現在の学校改革の取り組みをまとめてみました。これまで校長通信に掲載していた内容と重複するところもありますが、参照ください。

      雲雀丘学園中学・高校改革の取り組み                            
 1.改革のコンセプト
来年度より、高校改革に続いて中学改革をスタートさせますが、これらの改革の基本的な考え方は学園の創設時より今日にいたるまで脈々と受け継がれている『創立の精神の体現化』なのです。
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 本校の創立の精神は『孝道を人間の根本義と考え  社会のために尽くす精神を最も尊重し よりよい社会国家を生み出すべく 心を素直にもち すべてに感謝の念を捧げ 健康な体力とたくましい実践力をもつ強い人間を創ることを念願としています』と謳われていますが、これは一口で言うと『社会で活躍できるリーダーの育成』です。
  雲雀丘学園の良さは何かということを尋ねると、誰もが「学園の持っている雰囲気や校風の良さ」をあげられると思いますが、これはどの時代にあっても変わることなく本学園に受け継がれている大きな伝統なのです。
 初代理事長である鳥井信治郎氏は「親孝行のできる人は必ず立派になれる」と説き、初代学園長の土井信男氏は「たくましい実践力、奉仕の精神、礼儀正しさ」を説いています。
 これからの社会で活躍する骨太のリーダーになるためには、まさに創立時より本学園に受け継がれている精神をしっかりと胸に刻み込むと共に中・高等学校の校是である「高い志を持って自分自身を厳しく律し目標達成に向けてたゆまぬ努力を続ける」という〝高志・自律・努力〟の実践を通じて人間力と学力の向上をはかっていくことが大切です。
 2. 学校改革の集大成
中学・高校を通した6年一貫教育を強化するという取り組みは、今回の改革が初めてではなく既に6年になります。この間の成果として、高校においては応用Ⅰ類の中から難関国立大学への進学を2桁可能にする状況が生まれてきました。そこで、本年度はこれを更に進化させるために『選抜特進』という形に集約させることにし、併せて『特進Ⅱ』『特進Ⅰ』というコースを設置しました。
 また、高校の選抜特進コースへは中学3年生の応用クラスの中から約半数の生徒が進学しました。
このような学力伸長の状況を踏まえ、更にきめ細かい進路の実現を目指して、今回中学におけるコース制の導入を行なうことにしました。今回の中学改革はこれまで積み上げてきた〝中学・高校改革の集大成〟ということであり、本年度スタートした高校改革とセットになっているということです。
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3.中学改革の骨子
  今回の改革の骨子は『一貫選抜コース』と『発展コース』の2つのコース別に生徒募集を行ない、それぞれ別のカリキュラムに沿って授業を行なうというものです。
2つのコースのうち『一貫選抜コース』は主として早くから将来の進学目標を持って努力している生徒を対象にしています。中学2年生で中学校の課程を修了、中学3年~高校2年までの3年間で高校の課程を修了し、高校3年ではセンター入試対策や国立大学の2次試験対策などの目標実現に向けた学習を行ないます。目標とする進路は、東大、京大、阪大などの超難関国立大学と慶應・早稲田・上智などの超難関私立学であり、「2クラス・80名の募集」を行ない、6年一貫のカリキュラムを準備しています。
  次に『発展コース』は進学目標のスタート時期は早くなかったが、中学の3年間で〝学ぶ〟意味や明確な将来目標を持たせる取り組みを行ないながら基礎・基本と共に十分な応用力をつけて、中学課程を修了するという生徒を対象とし、「2クラス・80名の募集」を行ないます。その後、高校進学段階で『選抜特進コース』『特進コース』に分かれ、高校から入学してくる生徒と合わせ4クラス体制で切磋琢磨していくことになります。その分、高校でのカリキュラムは多少ハードになりますが、目標とする進路は超難関国立大学・難関国公立大学・超難関・難関私立大学です。
 このように、〝生徒の能力・適性に応じた育成をはかる〟ことを狙いとした2つのコース設定になっています。
4.一貫選抜2クラス設置の意味
  現在、「特進」や「特別」コースについては1クラスの学校が多いようですが、今回の一貫選抜コースでは2クラス80名の募集を行ないます。本校の1学年の定員は160名と小規模のため、一貫選抜は1クラスで良いのではないかという意見もあると思いますが、1クラスの場合にはクラス替えができないという大きなディメリットがあるのも事実です。
  本校では、〝将来社会で活躍するリーダーの育成〟を教育目標に掲げており、詰め込み式の知識偏重型の教育を目指しているわけではありません。中学・高校時代は人生における最も多感な時期であり、この年代の経験の幅が将来を左右することになります。とりわけ、人との出会いは極めて大切であり、自分と全く異なる生い立ち、価値観、能力、性格、考え方等を持つ人と接することにより、人間的な成長がはかれるのです。一方で、この時期には友人関係で悩むといった事象が生じる恐れもありますし、中学に入学した40人が高校3年までの6年間、一つのクラスで学校生活を送るということになると、生徒間や先生との関係も一つの枠の中に固定されてしまうことになります。そして、次第に緊張感も薄らぎ、一部には挫折感や意欲を失った生徒が出てくることも懸念されます。
 こういった状況にも配慮し、中学入学時点で、『一貫選抜コース』と『発展コース』の2つのコースによる募集を行ないますが、いずれのコースにも複数クラスを設置し、毎年クラス替えを行なうことにより集団の中で生徒達の成長をはかることを目指していきます。
5.グローバルな視野を持つ人材の育成
  これから情報化とグローバル化がますます進展する中で、世界人口の増大に伴う食糧・水・エネルギー・資源の不足や地球環境等さまざまな課題が生じてきています。また、日本では少子高齢化や団塊の世代の大量退職によるノウハウの伝承といった独自の課題も出てきています。
  一方、ナノ・バイオ・エコ・インフォメーションに代表される急速な技術の進歩によって、社会のさまざまな分野において、新しい仕組みやシステムが創出されることになってきました。この結果、活躍する場はどんどん広がってきていますが、仕事は限りなく二極分化することになり、日本においてはより高度なレベルの仕事が求められるようになってきています。まさに、これからは〝グローバルな視野と豊かな創造力をあわせ持つ人材〟が求められるようになってくるのです。
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  本校では、本年度から高校におけるコース制の導入に伴い、『国際科』の生徒募集を停止しましたが、これは消極的な考え方ではなく、国際科の基本的な思想やこれまで培ってきたさまざまなノウハウを普通科に注入する、言い換えると国際科のDNAを引き継ぐことを狙いとしたものです。従って、当然のことながら、今回の中学における改革についてもグローバルな視野を有する人材の育成という視点を取り入れています。
このような考え方に立って、カナダへの研修旅行、ニュージーランドへの比較文化研修、海外留学生の受け入れ、海外留学、ネイティブ・スピーカーによる生きた英会話の授業、JICAとの交流研修、英語検定の取得等については、基本的に引き継ぐようにしています。そして、日本とは全く異なる生活習慣、文化、宗教、歴史観等を有する人達との共生をはかっていくことの大切さを生徒達に理解させ、将来世界に羽ばたく人材に育成することを目指します。
6.学業と部活動の両立をはかる
  来年度より中学校の改革を実施するということを発表すると、昨年、高校に新たに三つの「特進コース」を設置するということを発表した時と同様、「大いに期待しています。」という声に混じって、一部の人から「雲雀丘は進学だけを目指す学校になるのですか?」とか「部活動は停止するのですか?」というような質問が寄せられることがありましたが、これは全くの誤解です。最近の風潮として何か新たなことを始めようとすると、これまでやっていたことを全て否定しなければならないというような二者択一的な考え方があるようです。
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 本校の教育方針の第一は人間教育であり、そのために部活動の果たす役割は極めて大きいと感じています。本年度、授業の時間数を増やしたことにより部活動の練習や試合にある程度の制約が生じてきているのは事実ですが、生徒達の様子を見るとそれなりに工夫をしながら部活動を続けています。 昔から『文武両道』という言葉がありますが、部活動を通じて習得した「しっかりと挨拶する」、「服装を整える」、「ルールやマナーを守る」、「チームワークの大切さを体得する」、「忍耐する」といったことは将来社会に出た時に大いに役立つものです。社会では、通常限られた時間内に複数の仕事を並行して行なうということが当たり前であり、一つの仕事にじっくり時間をかけてやるということは稀なのです。そのため、社会で活躍している人は例外なく時間の使い方が極めて上手です。そして、忙しい人ほど時間管理力が優れているのは間違いがありません。部活動をやり過ぎたから勉強する時間がなくて自分の思い通りの進路が達成できなかったというのは言い訳です。学習する時間がないからという理由で部活動を止めた結果、かえって生活習慣が乱れてしまったという例も数多くみられます。事前の段取りをキッチリ行なう、何事にも集中する、短い時間を有効活用する、やり遂げる等といった力は密度の高い学校生活を送ることによって養成されるのです。本校では将来の職業に結びつくプロフェッショナルを育てるような部活動を目指しているわけではありません。一日の時間はすべての人に平等に与えられており、時間の有効活用をはかることにより、学業と部活動の両立をはかることを目指しています。
7.校是である高志・自律・努力を実践する
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 21世紀に日本が避けて通れないトレンドとしては、情報化、グローバル化、少子高齢化、真の実力主義の浸透等があげられます。このうち少子高齢化というのは日本特有の課題ですが、残りの3つは世界共通の課題です。
  これから情報化とグローバル化がますます進展する中で、世界の人口は今後ますます増加し、食糧・水・エネルギー・資源の不足や地球環境・民族紛争等への対応が迫られています。また、わが国においては少子高齢化に伴う労働力人口の減少や団塊の世代の大量退職による技能・ノウハウの伝承等さまざまな課題が生じてきています。一方、ナノ・バイオ・エコ・インフォメーションに代表される急速な技術の進歩によって、社会のさまざまな分野において、新しい仕組みやシステムが続々と構築され、この結果今までなかった仕事が次々と生まれてきます。
  これらの仕事の達成には当然のことながら高い専門能力が必要になってきますが、それだけで十分かというとそうではありません。これらを正しく使いこなしていくための人間力が兼ね備わっていなければなりません。これからの社会が求める人材は、自己の利益や名誉・名声を優先するのではなく、世の中に貢献するという高い志に根ざした夢や目標に向かってたゆまぬ努力を続けると共に、日々素直に反省し常に自分自身を厳しく律していくことのできる〝骨太のリーダー〟です。言い換えると、社会観や倫理観、人生観、職業観といった人間としての基盤が確立しているということであり、これらは木に例えると〝根っ子〟にあたるものです。枝葉である専門能力や技能は時代と共に陳腐化するため、常に再生が必要ですが、根っ子がしっかりしている限り、次第に幹は太くなり枝葉は繁ってきます。
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  本校の校是である「高志」「自律」「努力」はまさに社会で役立つ力の核となるものであり、雲雀丘学園での学校生活を通じてこれらをしっかりと身につけることにより、自分の道を切り拓いていくことを目指しています。
8.将来に対する夢や希望を持つ
  日本は戦後めざましい経済発展を遂げ、世界でも有数の恵まれた国になりましたが、随所に豊かさの反動が出てきています。他の国と比べても「将来に対する夢や希望」を持つ中学・高校生は極端に少ないという憂慮すべき状況になっており、「今勉強していることが将来社会に出て役立つとは思えない」というような言葉が発せられる等、勉強に対する意欲が今一歩の感があります。
  日本の教育研究機関が中学、高校生に対して意識調査をしていますが、このうちの代表的なものを紹介すると次のようになります。
   ①筑波大学研究グループが中学3年生を対象に調査
    『将来に対して大きな希望を持っているか』に対する肯定意見
       中国91%  韓国46%  日本29%
   ②日本青少年研究所が日・韓・米・仏の中学生、高校生を対象に調査
    『21世紀は希望に満ちた社会か』に対する肯定意見
       韓国70% フランス64% アメリカ36% 日本34%  
   ③日・米・中・韓の高校生を対象に調査
      『科学の進歩で人類はより幸福になれるか』に対する肯定意見
       中国81% アメリカ68% 韓国56% 日本35%
  いずれの調査にしても、日本の中学・高校生がいかに将来に対して悲観的な物の見方をしているかがわかります。
夢や希望は人から与えられるものではありませんが、生徒達がこれらをしっかり持てるように指導していくことが大切です。
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9.社会が求める人材
  学校教育の役割は最終的に〝社会に役立つ人材を育てること〟と考えるなら、社会がその時々に応じてどのような人材を必要としているのかをしっかりと把握しておくことが大切です。
この60年の政治・経済の動きを見ると、わが国は戦後の混乱期、復興期を経て高度成長期において世界の奇跡と言われる大発展を遂げました。その後バブル経済の中で自らを見失い、バブル崩壊後は〝失われた10年〟と言われる低迷期を迎えもがき苦しんできました。そして、やっとこの苦境から脱却し、新たな道を模索し始めているのが現状です。また、世界の中でそれぞれの国の位置づけも変わりつつあり、今後BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国)やベトナム、タイ、オーストラリア等の国々の急成長が見込まれるようになってきています。
  過去の歴史を紐解くと、それぞれの時代によって社会が必要としている人材も大きく変わってきています。わが国においては太平洋戦争によって壊滅的な打撃を受け、まさにゼロからのスタートを余儀なくされたため欧米諸国に追いつくことが最大のテーマでした。そのためには、欧米の手法を真似ながら脇目もふらずに与えられた範囲の仕事を正確に効率よくこなしていくことが最重要であるとの考え方が定着し、社会もこのような人材を求めることになりました。〝出る杭は打たれる〟という言葉がありますが、この時代にあっては枠からはみ出ることはマイナスのイメージとなり、このような人は評価されませんでした。同時に、学歴によって地位や処遇(給与)が決まるという人事システムが確立された結果、大学への進学率が大幅にアップすると共に有名大学への受験競争が激化し、偏差値をベースとした知識偏重型の学校教育が定着化することになりました。これに加えて企業においても指示されたことを正確にやり遂げるという〝金太郎飴〟的な人材育成や終身雇用が主流となり、〝大量生産・大量販売・輸出主導〟に代表されるビジネスモデルが大きな成長の原動力になったのです。言い換えると学校教育や企業の人事システムによって育成された定形型の人材が高度成長を支えてきたのです。しかし、バブル経済の崩壊によって従来の仕組みやシステムが機能しなくなり、仕事のやり方を抜本的に再構築しなければならないようになってきました。このことは取りも直さず、社会が求める人材が大きく変わってくるということになるのです。
数年前に、関西経済同友会が会員企業を対象に求められるビジネス・スキル(能力)を調査しました。
  この結果によると1位から10位までは次のとおりです。
  1位・・問題を発見する力 2位・・論理的に考える力 3位・・行動力・実行力  4位・・語学力 
5位・・ 知的好奇心 6位・・変化に対応する力 7位・・自己表現力  8位・・情報収集力 
9位・・コンピューター活用能力  10位・・交渉能力
 この中のトップは問題発見能力です。現在、日本の学校教育では自ら問題をつくるということはほとんどなく、与えられた問題をいかに解くかという能力が重視されており、答えは一つで○か×しかありません。言い換えるとこの能力が高いか低いかで評価が決まるというシステムが永年かかって作り上げられてきました。
  ところが、社会ではこれが唯一の正答であるといったものがなく、答えはいくつもあるのです。そして、答えを見つけ出すこと以上に何が問題なのかを見つけ出す力、突き詰めていくと問題をつくる力が必要とされるのです。
  今の学校教育において、与えられた問題を解くことに慣れきっている生徒達には自ら問題を発見し、自ら解決していくという力が十分備わっているとは言えません。
今回の中学改革においては、一方的に与えるだけではなく、豊かな創造性をはぐくむ教育カリキュラムを導入していきます。
10.特色あるキャリア教育の充実
  本校は地元の皆さんの強い思いで創設されましたが、その中心は雲雀丘学園の初代理事長であるサントリー株式会社の創業者である鳥井信治郎氏であり、今日に至るまで、本学園は同社から人や資金はもとより、生徒の教育面に対する色々な支援をいただいています。
 一昨年の愛知万博においては「子ども環境サミット」が開催され、本校の中学生12名が日本代表として参加しましたが、これにも同社からの絶大な支援があったのです。このサミットは世界各国の子ども達が一堂に会し、それぞれの自分達の取り組みについての研究発表を行ない、より良い環境について考えるというものですが、これに備えて本校の生徒達は事前に同社のドリーム・キッズ・プロジェクトが主催する熊本県にある〝森と水の学校〟に参加し、水に関するさまざまな研究を行ないました。
このような経緯も踏まえ、来年度より『サントリー特別講座』をスタートさせます。本校においては、人間教育の充実を教育方針の基本に位置づけていますが、この講座の狙いは、現在人類の最大の課題である水や食糧、エネルギー、生態系の変化、温暖化、大気汚染といった各分野についての特別授業を展開することにより、環境教育を通じて人間力を高めていこうとするものです。具体的には、〝本物に触れさせる〟ことをテーマに社会で活躍している一流の人材による講演や企業の研究現場や物づくりの実践事例等の学習を行ないます。
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  また、これまでも、中学においては将来の進路選択を視野に入れた「校外学習」や「職場訪問」、「職業インタビュー」、『わたしの仕事館』での「仕事体験」等、更に高校においては、「慶應義塾大学との連携講座」や「2Daysガイダンス・1daysカレッジ」等の進路教育を行なっていますが、今回の特別講座との連携を強化することにより、生徒達が将来の夢を見つけ出し、明確な目標を持って学習するよう中・高校として特色あるキャリア教育の更なる充実をはかっていきます。
11.最後に~2013年の完成を目指して
  現在、あらゆる分野でさまざまな改革が行なわれていますが、大切なことは最終の目指すべき姿(あるべき姿)が明確になっていることが不可欠です。とりあえず、できるところからやるという中途半端な姿勢では当初目指していた改革が挫折するということになりかねません。今回の学校改革にあたっては次の三つの段階を考えています。
  最初の第一段階は2006~2007年(2年間)の導入期であり、高校改革と中学改革の着手とスタート、コース制の設置を行なう。次いで第二段階は2008~2010年(3年間)の発展期であり、高校改革初年度の生徒が卒業し、中学・高校それぞれ3学年のコースが揃うことになります。そして最終の第三段階は2011~2013年(3年間)の完成期であり、中学・高校の一貫選抜コースと高校の選抜特進、特進が揃うことになります。奇しくも第二段階の終了する2010年は学園の創立60周年にあたっており、この時までに学校改革のしっかりした土台が固まっていなければなりません。
そのために、新しい視点に立った教職員の意識改革と風土・しくみの改革、教職員の能力アップをはかり、関西を代表する素晴らしい学校を目指していきたいと考えています。