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社会で活躍するリーダー ~プラス思考

panasonic
 松下電器産業(株)の頃。右が幸之助氏

  私が以前勤務していた松下電器産業株式会社の創業者である松下幸之助氏は,一代で同社を世界に冠たるエレクトロニクス・メーカーに育て上げた立志伝中の人物です。晩年、マスコミの方から「あなたの成功の秘訣は何ですか」という質問を受けて、松下氏は「松下電器の事業を振り返ると、決して順調に発展してきたのではなく、挫折と成功のくり返しだった。それでもここまで何とかやってこれたのは三つだと思う。一つは自分には学歴がなかった。二つは身体が弱かった。三つはお金がなかった。」と答えたそうです。
  松下氏は小学校四年を中退して大阪船場の店に丁稚奉公に行ったが、この経験のおかげで生きた商売の仕方を身につけることができた。さらに解らないことは学歴のある人に素直に教えてもらうようにしてきた。身体が弱かったから率先垂範して働くわけにはいかないので、人に任せるようにしてきた。お金がなかったので、常に有効に使うことを心がけてきたということだそうです。
このように松下氏は普通の人なら不幸そのものと考えることまで幸運を見出すというプラス思考の持ち主なのです。松下氏に限らず、社会で活躍するリーダーは現状を素直に受け入れ、常にプラス思考で積極的に行動しています。
  我々は自分の置かれている境遇に対して、恵まれていることは当然と考える一方で、足らざることに対して不平不満を口にしがちです。そして常に満足するということはなく、足らざることばかりに目を奪われるというマイナス思考に陥ってしまいますが、どのような時にも「プラス思考」で生き抜きたいものです。