学園小学校保護者に対する進学説明会
9月25日(火)、雲雀丘学園小学校の保護者の皆さんに対する進学説明会を開催しました。本校は本年度より高校において「3コース制の設置」をはじめとする改革をスタートさせましたが、引き続いて来年度からは中学において「一貫選抜」「発展」という2つのコースを設け、よりきめ細かい進路指導を行なう計画です。10時半から始まる説明会には小学4年生から6年生までの保護者約180名の方が参加していただきました。
私は最初に学校改革にあたっての二つの基本的な考え方についてお話しました。その一つは、学園の創立の精神である「社会で活躍するリーダーの育成」を目指すことであり、二つは、今回の改革はこれまで6年間にわたり取り組んできた、中学・高校改革の集大成であるということです。
続いて、「社会で役立つ力を育てるためにどうすれば良いか」というテーマでお話しました。今後わが国において避けて通れないトレンドは、「情報化」「グローバル化」「少子高齢化」「実力主義の浸透」です。
現在、小学校6年生の子ども達も中学3年・高校3年・大学4年を経て10年後には社会人になりますが、この10年間で世の中は更に大きく変わっていくのは間違いありません。一般社会において活躍するためには、単なる知識だけでは不十分です。また、学校の学習と違って正しい答えが一つしかないということでもありません。むしろ、与えられた問題に対して色々な答えを導き出すという課題解決能力と同時に、何が問題なのかを見つけ出す課題発見能力が必要になってきます。そしてこれらのベースとなるのは、人間としてのしっかりした根っこであり、これを育てるためには、基本的な生活習慣の確立が何よりも大切です。
中学・高校時代の6年間は人間として精神的にも肉体的にも大きく成長する時期にあたります。学校改革の趣旨を十分理解した上で受験いただき、家庭と学校が連携して子ども達を「共育」していきたいと思っています。