ニュージーランド比較文化研修
9月29日(土)、来年1月から9週間にわたって実施するニュージーランド比較文化研修についての説明会を開催しました。この研修は国際科の2年生を対象に実施してきており、ワイカト大学が運営するLanguage Instituteのホームステイ・プログラムを活用してニュージーランドの家族と一緒に生活し、互いの国の文化、習慣、考え方の違いを実際に体験することで、相互の理解を深めることを狙いとしています。
今回は13回目ということで、国際科の高校2年生13名が参加することになっています。説明会には生徒と保護者が出席し、熱心に研修にあたっての留意点に耳を傾けていました。
私は冒頭の挨拶で、今年3月に現地を訪問した時の感想も含めて、ニュージーランドのことを紹介すると共に三つのことを話しました。一つは、日本では当たり前であると思われていることが、他の国ではそのようになっていないことが多いし、逆のこともある。日本の常識は世界の非常識ということがあるが、皆さんが高校生という若い年齢の時に外から日本を見ることができるのは素晴らしいことである。日本では味わうことのできない異質な体験をすると思うが、まず、受け入れて「違う」ということを理解して欲しい。二つは、親元を離れて生活することによって自主性が生まれ、親の有り難さがわかるようになる。三つは、ほとんど日本語を使うことなく生活するため当然のことながら英語の力が身に付くことになる。積極的にニュージーランドの人達と交流を深め、語学力を高めて欲しい。
今後益々グローバル化が進展する中で、この研修が生徒達にとって貴重な経験になるのは間違いありません。
出発まであと3カ月になりましたが、生徒達一人ひとりが自分なりのテーマをしっかり持って、準備を整かえていって欲しいと思っています。
なお、国際科の生徒によるこの研修は最後になりますが、国際科で培ったノウハウをしっかりと引き継ぎ、来年度以降は普通科の生徒を対象として夏期に実施していく予定です。