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創立の精神に戻る

創立当時
 学園創立当時の校舎と生徒たち

  10月1日は雲雀丘学園の創立記念日です。本学園は昭和24年(1949年)に、地元の皆さんの熱い思いで設立されました。設立当時の様子を知る人は年々少なくなり、今では残存する書き物や写真でしか窺い知ることが出来ません。
  私も、創立記念日にあたって本校の歴史を紐解いてみましたが、この58年間に学園は実にさまざまな変遷を経て今日に至っています。
  本校の創立の精神には『孝道を人間の根本義と考え  社会のために尽くす精神を最も尊重し よりよい社会国家を生み出すべく 心を素直にもち すべてに感謝の念を捧げ 健康な体力とたくましい実践力をもつ強い人間を創ることを念願としています』と謳われています。この精神の中には、「孝道」「社会のために尽くす精神」「素直」「感謝の念」「健康な体力」「逞しい実践力」「よりよい社会国家」といったいくつかのキイワードが含まれています。創立の精神は本学園の教育活動のバックボーンとなるものであり、どの時代にあっても不変のものです。そのためには、日々の教育活動の中で教職員全員が、これらキイワードの一つ一つを確認していくことが大切ではないかと思います。
学校だけでなく多くの企業や団体においても創立や創業記念日が制定されていますが、当初の精神が時代と共に風化することを防ぐために式典等の記念行事を行なっています。また、朝礼において「創立の精神」を唱和しているところもあります。
  本学園ではこういう取り組みは実施していませんが、今後とも原点に戻って教育活動の総点検をしていきたいと思っています。