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中学校英語暗唱大会を終えて

英語暗唱大会

  11月28日(水)、中学生の部の英語暗唱大会が行われました。この大会は、本校の伝統行事の一つであり、今年は実に36回目を迎えることになりました。中学生全員が本大会に備えて後期の授業開始時あるいはそれ以前から、それぞれの学年の指定する課題に約2ヶ月もの間取り組んできました。本年は、中学1年生10名、中学2年生 9名、中学3年生 9名の計28名が代表となり発表しました。
  出場者にとっては、生徒や先生、保護者を含めると500名を超える聴衆の前で、しかも英語で発表することは恐らく初めての経験だと思います。緊張するのは当然ですが、一人ひとりが表情豊かにジェスチャーを交えながら緊張を感じさせないほどに素晴らしい発表を行ないました。英語科の先生方が審査にあたられましたが、いずれも甲乙つけがたい出来映えであり、全員が今日の本番に備えて繰り返し練習を積んで来た努力の跡が感じられました。
  暗唱の基本はまず先生の真似をすることから始まります。これを完璧にこなした後に、文の内容を咀嚼し、感情をこめた自分なりのスタイルに磨き上げる。そして、更に大勢の前で発表するまでに仕上げていくというステップが必要ですが、これらは中学生にとっては並大抵のことではありません。今回、発表をしたのは各クラスの代表の生徒ですが、代表者の選出にあたっては、クラス毎に全員による発表会を行なってきました。このため発表者の緊張を聞き手も一身に感じ、まさにスピーカーと聴衆が一体となって、大会を盛り上げました。
  私は最後の講評で、「英語が好きですか、嫌いですか、英語力を向上させたいですか」という質問をした後、月曜から金曜までは毎日1時間、土曜・日曜は計5時間、英語の勉強をして欲しい。そうすれば1週間で10時間、1年で520時間ということになり、ある程度のレベルのことはやれるようになる。大学受験にあたっては、基本文型を最低500文、できれば700文、単語を5000語~5500語覚えることが必要である。英語力を身につけるためには、毎日の地道な努力を継続していくことが大切であるということを話しました。
  いずれにしても、今回の英語暗唱大会を通して、一人ひとりが自分なりに何らかのものをつかんでくれたのは間違いありません。生徒達がこの経験を生かし、今後一層飛躍してくれることを願っています。
  なお、本大会の結果は、後日発表し表彰する予定になっています。