教育実習の事前打ち合わせ
12月18日(火)、来年度の教育実習生に対する事前の打ち合わせを行ないました。これまで本校では、卒業した生徒が教育実習を希望した場合には、原則受け入れてきました。ところが年々希望者が増加する傾向にあり、本年度は実に20数名の学生が実習を行ないましたが、当然のことながらこの期間中は実習生に対する個別指導や授業に対するフォローが加わるため、多大の時間と労力を要することとなりました。また学生の中には、最初から教職以外の仕事を目指している者、単に母校での教育実習を通じて自らの経験を積むことが目的の者、積極性に欠けるなど実習姿勢に問題のある者も数多く見られました。これでは将来の優秀な教員を育成するという教育実習の目的から遊離することになってしまいます。
このような反省に立って、今回、実習生たちに自覚をうながすための機会を設けたということです。冒頭、私は教育実習に対する心構えや日常の勉強について、多少厳しく話しました。教えることは、何倍もの学力が必要ですし、何と言っても熱意と誠意が要ります。
今回の参加者は26名でしたが、実際に教職を目指しているものは半数です。色々なことを質問してみましたが、残念なことにあまり勉強していないことが窺い知れました。また頭髪、服装等の身だしなみについても生徒の範とならない者も一部見受けられました。
先日の“企業で働くビジネスマンが新入社員に望むこと”というアンケートで指摘されていた第1位は、社会人としての基礎知識ですが、これは教師にとっても絶対に身につけておかなければならないことです。
これからしっかりと自己研鑽を積み、明確な目標を持って教育実習にのぞんで欲しいと思っています。