授業始め式にあたって
1月8日(火)、年末・年始休暇を終えて生徒達が続々と元気な姿で登校し、全員が校庭に集合。授業始め式を行ないました。昨年の12月22日に授業納め式を実施してから、17日間が経過しましたが、この間一人ひとりの生徒が通常の生活では味わうことのできなかった経験をする等充実した日々を送ってきたようです。
私は次のような話をしました。「新しい年にあたって、皆さんは自分なりの決意を胸に秘めてスタートしたのではないかと思います。ところが人間というのは弱いもので、日が経つにつれてこの決意が挫折してしまい、年末になって〝また今年も達成できなかった〟ということになってしまいがちです。今日は1月8日ですから、一年の50分の1が経過したということになりますが、既に挫折しかかっている人はいませんか。月日の経つのは実に早いもので、一週間、一ヶ月、そして一年はすぐに過ぎ去ってしまいます。
決意を単なる願望に終わらせないための方法は三つあります。一つは〝目に見える形(ビジュアル)にする〟ことです。書初めをして常に見えるところに張っておくというのも良いでしょう。二つは〝みんなの前で宣言する〟ことです。言い切ることにより、覚悟が決まります。三つ目は〝毎日反省する〟ということです。
初めから欲張った大きな目標を設定する必要はありません。学習面や部活動面だけではなく、人間力を高めるための「元気な挨拶」「きっちりした服装」「バランスの取れた食事」「整理整頓」「一日一善」等簡単なことを継続していく、つまり、決めたことをきっちりやりあげていくということが何よりも大切です。毎年の目標を必ず達成していくということの積み重ねが、10年20年経つと大きな差になってくるのです。この一年が終わった時に〝自分は成長したなあ〟と胸を張っていえるようになって欲しいと思います。それでは明るく元気に生き生きと楽しく、学校生活をスタートさせましょう。」