社会で役立つ力とは~体力と健康~
本校の体育大会の様子
通常、社会に出て最初に任せられる仕事は単純なものが多いようですが、時間が経つにつれて仕事の質が上がり量も増えてきます。単純な仕事の場合には、仮に病気で休むようなことがあっても、別の人がその穴を埋めることは可能です。しかし、重要でその人しかできないという仕事を任せられているにもかかわらず、休まなければならないということになると大きな支障が生じることになります。
また、相手のある仕事の場合には、その人の貴重な時間までも無駄にしてしまうことになります。
セールスマンが約束していた時間にお得意先に行けないということがあれば、当然のことながら商売はできなくなりますし、個人経営の場合には、たちまち支障をきたすことになりかねません。
そして、このようなことが度重なるとその人の信用がなくなってしまい、重要な仕事は任せられないということになってしまいます。「休まず、急がず、働かず」という姿勢は困りますが、自分の勤務を守り、きっちり仕事をするということは社会人としての最低条件です。
「健康管理も能力のうち」という言葉がありますが、普段から自分の身体のコンディションを整え、健康に留意しておくということが大切です。
一般の人にとっての体力の定義は「過度の疲労を伴うことなく、中等度ないし激しいレベルの運動を行う能力とそれを生涯にわたって維持する能力」となっていますが、何らかの疾病の引き金になる体力要素としては、「心肺持久力」「筋力・筋持久力」「身体組成」「柔軟性」の4つがあげられます。
これらを鍛え、スタミナをつけ、活動的な生活を送るということが、社会で活躍するための前提であると思っています。