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来年度に向けて ~①学校経営計画をつくる

講習の様子

  本年度も残すところ二十日余りになりました。年が明けてからの3ヵ月間は、中学の入試、高校の入試、大学受験、高校の卒業式等が続き、学校にとっては一年のうちでも最も繁忙な時期にあたっています。ともすれば日常的な業務で忙殺されてしまいますが、このままでは十分な準備ができないまま新年度を迎えることになります。従って、この時期には来年度に向けての計画をしっかりとつくり上げておかなければなりません。
  公立の場合は、例年3月の中旬にならないと人事が決まりませんし、更に管理職の人事は3月の末になるため、極端な場合、来期の計画がつめきれないまま新年度を迎えることになりがちです。このため学校では前年踏襲型になり、なかなかこれまでのやり方を変えることが出来ないということになってしまいます。その点、私学の場合には、公立に比し早く来期の体制を決めることが出来るので、多少時間的な余裕があります。このメリットを最大限に生かすために、先日全教職員に来年度の推進体制(組織と人事)の発表を行ないました。いよいよこれから分掌や学年を中心に来年度の計画づくりに入ることになります。今、本校は新しい学校づくりを目指し、さまざまな取り組みを推進してきましたが、現時点での達成状況を見ると計画を大きく上回ったもの、ほぼ計画通りに出来たものがある反面、計画通りにいかなかったものも散見されます。大切なことは、本年度の取り組みの反省をしっかりと行ない、これを来年度の計画に反映させていくことです。
  仕事の基本は、PLAN(計画)-DO(実行)-CHECK(評価)-ACTION(改善)というサイクルを回していくことですが、うまくいっているところとうまくいっていないところの差はこのサイクルが円滑に回転しているかどうかです。来年度の計画策定にあたっては、各部署において本年度の取り組みについての振り返りをしっかりしておくことが不可欠です。そして、学校全体の目標が各部署の目標、更には個人の目標に一致するようにしていきたいと考えています。