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凡事徹底の大切さ

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  社会で活躍している人には多くの共通点がありますが、その中の一つが凡事徹底です。読んで字のごとく“平凡な事を徹底する”つまり“当たり前のことを当たり前に行なう”ことです。
  先日開催された理事・評議員会において、人間教育が話題になりましたが、最後にアートコーポレーションの寺田千代乃社長からも〝凡事徹底〟が大切であるとのお話がありました。寺田社長は一代で「アート引越しセンター」を創業、斬新でかつ細やかなサービスにより引越しのイメージを塗り替え、同社を〝日本を代表する優良企業〟に育て上げられました方です。それだけに、お話には説得力がありました。このように、企業を創業された人は、自らの経験を通して〝凡事徹底〟の大切さを身にしみて感じておられるのです。

  我々の周りにも、簡単なことで当然のことながらできていて然るべき事であるにもかかわらず、意外とできていないことが多く見受けられます。挨拶をする、身の回りを整理する、掃除する、時間を守る、服装を正す、感謝の気持を表す等です。あれもこれもやるのではなく、この中の一つでも長い期間ずっと続けていくことで、やがてそれは「高み」に昇華していくのです。

  本校では、「挨拶をする」「服装を整える」「ルール・マナーを守る」の三つを特に重要視していますが、しばしばそのような小さなことよりもっと大切なことがあるのではないかという思いを持つ人もおられるようです。しかし、これらの凡事が出来ない人は決して人間的な成長をはかることはできません。
  次回以降、凡事徹底についていくつかの事例を取り上げていきたいと思います。