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凡事徹底~伸びる会社の条件

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  先日、社会で活躍されている人は、凡事を徹底されているということをお話しましたが、これから何回かにわたって実例を紹介したいと思います。
  最初は、私が以前勤務していた松下電器産業の創業者である松下幸之助氏に関するエピソードです。松下氏はその会社が伸びるか伸びないかを見分ける方法として三つの尺度を持っておられました。
一つ目は〝「おはようございます。いらっしゃいませ。」という爽やかな挨拶が返ってくるかどうか〟、二つ目は〝整理整頓がゆきとどいているかどうか〟、三つ目は〝トイレが美しく掃除されているかどうか〟です。これらは、ごくあたり前のことであり、会社の経営とはあまり関係ないように思われがちですが、これらが徹底している会社は不思議と良い業績を残しています。
  爽やかな挨拶は、人に好印象を与えますし、会話が弾むことになります。また、整理整頓がしっかりと行なわれており、トイレが美しいということは、会社の隅々まできっちりと目が行き届いていることを示唆しています。このような会社は販売、売掛金、仕入れ、在庫、生産、品質、資金管理が正確になされていますし、何と言ってもこれらの仕事にたずさわっている従業員の教育に注力されています。
  これは、別に会社に限ったことではなく、病院や役所、学校についても言えることではないかと思っています。