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凡事徹底~トイレを磨く

  鍵山秀三郎氏はイエローハットを設立、一代で東証一部上場企業に育て上げられ、現在同社の相談役として後進の指導にあたられています。また、「日本を美しくする会」を通じて、人々に掃除の大切さを訴えておられます。
  鍵山氏は1933年(昭和8年)5人兄弟の末っ子として生まれ、1953年に単身東京に出てデトロイト商会に入社し、1961年に退社。株式会社ローヤル(後のイエローハット)を設立されました。鍵山氏は「トイレが汚れていると人の心が荒む」という考えに立って、自分の会社のトイレを従業員と共に磨き続けました。その後1993年(平成5年)岐阜県明智町「日本大正村」という山間の小さな町のある集まりに参加され「トイレがきれいになると会社が変わる」と話されたところ、「この明智町でやりたい」ということになり、掃除の会を開催されました。これが契機となって学校のトイレ掃除の活動が始まり「日本を美しくする会」となって全国に広まり、現在では日本全国47都道府県の98ヶ所のみならず、その輪は海外にまで広がり、ブラジル・中国・ニューヨーク・台湾にも設立され、10万人が参加されています。
  「掃除に学ぶ会」の趣旨は、掃除を通じて自己修練を行ない、平凡なことを徹底して行ない「凡事徹底」「人を喜ばす」「気づく人になる」という、人間性の確立を目指すというものです。簡単なこと、当たり前のことを続けていくことが、人間として成長することに繋がると痛感しています。