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第二回昭和の日

  本日4月29日は『昭和の日』ですが、昭和年間は『天皇誕生日』という祝日であり、平成元年からは天皇崩御に伴い『みどりの日』という名称になりました。そして、『昭和の日』と改められたのはつい昨年のことです。
  昭和は、1926年の12月25日に始まり1989年の1月7日まで続く、日本史上最も長い元号の年間となりました。昭和の初期は世界恐慌など動乱の時期にあり、その後の太平洋戦争やその敗戦からの復興という苦難の時代であり、やがて高度成長を経て世界でも有数の経済大国へと成長した時代でもあります。
  大正元年生まれの人は今年で96歳、昭和元年生まれの人は82に歳になります。昨年4月、昭和生まれの人口が1億人を切りました。これからは年々、昭和生まれの人が減少し、ほとんどは平成生まれの人が人口の多くを占めるようになることでしょう。そして、過去の戦争の爪跡や過酷な状況の中、国の総力を挙げて苦境を乗り越え、必死の努力で世界に冠たる工業立国を築き上げてきたことを知らない若者達が増えてきています。
  『昭和の日』制定の趣旨は〝激動の日々を経て復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす〟というものです。この『昭和の日』を、是非とも昭和という時代の繁栄と苦難を偲ぶ記念日としたいものです。
  今、団塊の世代が続々と第一線を退いてきていますが、これまで培ってきたノウハウや技術・資産を継承すると共に、できるだけ負の遺産や課題を次の時代に先送りしないようにしていかなければならないと思っています。