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地球カレンダーから見た環境問題

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  地球が誕生したのは、46億年前ですが、人類が地上に現れたのは400万年~500万年ほど前だと言われています。100万年のスパンと言うと想像もできない位長い時間ですが、地球の歴史から見るとごくわずかな期間にしかすぎません。
  わかりやすいように地球の誕生を1月として1年のカレンダーに置き換えてみると、生命が誕生したのは2月、シアノバクテリアが酸素を作り出したのは7月、多細胞の生物が現れたのは8月、植物が海から地上に上がったのは11月で、脊椎動物が上陸したのは12月3日ということになります。その後、これらの脊椎動物が爬虫類や恐竜、哺乳類、鳥類と進化していきます。恐竜の誕生は12月13日で、絶滅したのが26日です。
そして人類が誕生したのは何と12月31日の10時40分、我々現代人の祖先であるホモサピエンスの誕生は23時37分です。このように地球カレンダーで見ると人間は誕生してわずか23分しか経っていないことになり、恐竜の歴史のほうがずっと長いことがわかります。
  人間が農耕を始めたのは約1万年前ですが、生活の安定と共に人口が増加しはじめました。それでもBC8000年頃の地球の人口は100万人、BC2500年で1億人、BC0年で2億人位であったと推計されています。その後人口はゆるやかに増加しますが18世紀初頭でも約10億人、19世紀初頭でも17億人にすぎません。ところが20世紀に入って人口は爆発的に増え1999年にはついに60億人を突破、現在では66億7400万人となりました。
  この100年間における人口爆発が環境問題の最大の原因です。つまり地球の歴史から見るとごく小さな点にしかすぎない期間で、深刻な地球環境の悪化が起こってきているということを知っておく必要があると思います。