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実習生に送る

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  現在、本校には3週間の予定で25名の教育実習生を受け入れており、この中の多くの学生は教職に就くことを希望しているようです。しかし、〝人を教えることを生涯の仕事にする〟という覚悟ができているかどうかは疑問です。「できれば教師になりたい」と思うのと、「何としても教師になるのだ」というのでは、心の持ち方という点では雲泥の差があると思います。
  既に紹介しましたが、本校では教育実習のスタートにあたって、学生気分を切り替えてもらうということもあって、簡単な常識テストをしてもらいましたが、とても教師として胸を張って教壇に立てるというレベルには達していないように感じました。教育実習の大きな狙いの一つは、意識を切り替えることではないかと思います。そこで、この期間に実習生に校長としての考えを毎日A4一枚にまとめて、伝えていくことにしました。これまでの内容は「実習についての心構え」「ゆるぎない志を持つ」「高志・自律・努力の実践」「反省なきところ進歩なし」「われ以外、みなわが師」「成功と失敗四つのパターン」「社会人基礎力を育てる」「OECDの学力調査を受けて」です。
  実習終了までの実勤務日は10日ありますが、ポイントを絞って思いを伝えていきたいと思っています。この中の何人かが、意識を切り替え、行動を変えることによって素晴らしい教師になってくれることを期待しています。