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教育環境を整える~安心・安全への取り組み

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 本校では、現在、新しい学校づくりを目指して、さまざまな取り組みを行なっていますが、とりわけ生徒達の進路実現をはかるための教育内容の充実とより良い教育環境の推進は極めて重要です。教育内容については、これまでも度々紹介してきましたが、これから何回かに分けて教育環境の推進についてお話していくことにします。
  先日の中国の四川省の大地震では、残念なことに10万名を超す死者、行方不明者が出るという大惨事になりました。とりわけ、本来安全であるはずの学校の倒壊により多数の児童生徒が犠牲になりました。日本でもマグにチュード7以上の大地震が、ほぼ10年に一度というペースで発生しています。しかし、文部科学省の調査では、平成19年の4月現在における学校の耐震化率は約60%です。これでは到底安心・安全な環境とはいえません。
  今更言うまでもなく、学校施設は生徒の学習生活の場として、豊かな人間性を育むための教育環境として重要な位置づけを持っています。また、災害時には地域の方々の緊急避難場所としての役割を果たすことにもなります。阪神淡路大震災以来、丸13年が過ぎましたが、本校の地域防災拠点としての役割も重要です。(雲雀丘学園も有事の際の避難場所に学園講堂が指定されており、阪神大震災のときも地元の方が数人、余震を心配されて避難しに来られましたが、幸いすぐに帰られました)
  このような観点から、この度、高等学校の校舎を新設すると共に中高の体育館と文化館の耐震補強工事を夏期休業中に実施することにしました。また文化館については、中高被服教室・華道室・茶道室をはじめ170人収容の視聴覚教室を備えており、入試説明会や高大連携講座など利用する機会も多くあります。
  これからも引き続き、教育環境の整備をはかっていきたいと考えています。