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カナダの概要~広い国土

  世界には190を超える国がありますが、それぞれの国の概要については知らないことが多いようです。私自身も前回カナダに行ったのは10年前、それも滞在期間はわずか11日間という事だったのであまり参考にならないように思います。それで、今回の訪問にあたってカナダの概要について調べてみました。
  カナダはイギリス連邦を構成する1自治国であり、10の自治州と3つの准州より成り立っている。国土は997.1平方キロメーターで世界第2位であり、日本の実に27倍もあり、アラスカ(アメリカ領)を除く北アメリカ大陸の北半を占めている。しかし、ほとんどが人の住めない土地であり、耕地や居住地は南のアメリカとの国境沿いや五大湖沿岸のベルト地帯の11%に集中している。人口は3200万人であり、日本の約4分の1であるため、日本人にとってはすべてのものが広くゆったりしているように感じられる。
南はエリー湖中のペレー島の北緯41度41分、北はコロンビア岬の北緯83度6分であり、国土の大部分は山地や岩石、極地となっており、開発された地域は国土の3分の1以下である。
  気候的にはかなり厳しく、1月の平均気温が零度以上となるのは、バンクーバー付近のみである。中部から北部にかけては広大な針葉樹林やツンドラ氷河地帯が広がっている。地形は西部太平洋のロッキー山系と東部大西洋のアパラチア山系の両者にはさまれた広大な地域で耕地・平原・低地の3地域に大別される。
  有名な五大湖にしても、日本の面積の80%がすっぽりと入ってしまう大きさであり、オンタリオ湖ひとつとってみても、琵琶湖の実に30倍近い大きさであるから湖というよりは大海という表現の方がぴったりするようである。