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敬老の日を迎えて

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  本日9月15日(月)は「敬老の日」ですが、総務省がこの日に併せて発表した推計人口によると、
①総人口は1億2771万人(昨年比5万人減)
②65歳以上は2819万人(昨年比76万人増、総人口比22.1%)
③70歳以上が初めて2000万人の大台を突破
④75歳以上は1321万人で総人口に占める割合は始めて10%を超えた
⑤15歳~64歳の生産年齢人口は8234万人(昨年比69万人減)
⑥65~74歳の高齢就業者は32.2% ということになっています。
 
  現在、日本は世界の中でも類を見ないスピードで高齢化が進行していますが、この原因は出生率(しゅっしょうりつ)が減る一方で平均寿命が延びて高齢者が増えているからです。人口構成を表す言葉に、「高齢化社会」「高齢社会」「超高齢社会」「少子社会」というものがありますが、これらを整理してみると次のようになります。
高齢化社会・・・高齢者(満65歳以上)が全人口の7%超~14%
高齢社会・・・・高齢者(満65歳以上)が全人口の14%超~21%
超高齢化社会・・高齢者(満65歳以上)が全人口の21%超
また、少子社会は満18才未満の子どもの数が満65歳以上の高齢者より少なくなった社会のことを指します。
  日本が高齢化社会になったのは1970年、その後高齢社会になったのは1994年、更に2007年からは超高齢社会になりました。この高齢化社会から高齢社会に移行するまでの年数を見ると、フランス115年、スウェーデン85年、ドイツ40年、イギリス47年に対して日本はわずか24年なのです。そして、このままの状況が続くと、50年後には高齢化率は何と40%になると予想されています。
  現在問題になっている年金や医療等の制度のベースは平均寿命が50歳という時代に構築されたものです。実態を明らかにして、将来のあるべき姿を描き早急に対策を講じていく必要性を痛感しています。