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ビーンズ・ツリー研修会に参加して

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  9月27日(土)、ビーンズ・ツリー研修会に参加しました。この会は大阪府立高校の現職校長の自主的な研修会として平成3年にスタートし、平成13年にビーンズ・ツリーという名前になり、現在に至っています。活動内容は土曜日の午後に2カ月に一度の割合で、さまざまな講師を招いて開催されています。
私も大阪府立芦間高校の校長時代には、この会のメンバーとして参加していましたが、その後は時間の都合がつかず欠席していました。今回は、私が講師を紹介させていただいたこともあり、久しぶりに参加しました。
  本日の講師は大阪府教育センターの清水隆氏と松下電器産業株式会社のR&D戦略室の楠見雄規氏のお二人です。清水氏からは平成19年に「教育課題研修指導者海外派遣プログラム」に基づいて視察された〝イギリスにおけるキャリア教育の実態〟についての報告がありました。また、楠見氏からは「松下電器の事業戦略と人材への期待」というテーマで興味深いお話をいただきましたが、まさに生き残りをかけた企業の取り組みをお聞きして先生方も大いに触発されたのではないかと感じました。この内容については私の感想も含めて後日詳しくお知らせします。
  講演後の懇親会においては、キャリア教育についてのさまざまな意見が出されましたが、学校の役割は〝将来社会で役立つ人材の育成である〟と考えるなら教員自らが社会の動きをしっかりと捉え、生徒に伝えていくことが何よりも必要ではないかと思いました。