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探求の授業を参観して

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  今年から導入した中学の一貫選抜コースには「探求」という授業がありますが、9月からは『世界を知ろう』という内容での取り組みを行なっています。先日、学年主任から「生徒達がパワーポイントを使った発表をするので、是非見て欲しい」という話があり、今週この授業を参観しました。今回は各人があらかじめ世界各地の文化や衣食住、言語等のテーマを決めP-Call(パソコン)教室と図書館で調べ学習をした後、国立民族学博物館に赴き、興味のある内容を6枚のパワーポイントのスライドにまとめ、最後にプレゼンテーションするというものです。
  幸いなことに、本年新たにプロジェクターを選択教室に設置したことにより、クラス毎に2ヶ所に分かれてこのような授業を行なうことができるようになりました。既に11月6日に第1回が終了しているため、今回は残りの半分ということになりました。テーマは「オセアニア」「アメリカ」「ヨーロッパ」「アフリカ」「西アジア」「南アジア」「東南アジア」「中央・北アジア」「中国」「朝鮮半島」「アイヌ文化」「日本文化」「音楽・言語」の13のジャンルに分かれており、料理や文化・儀式・祭場・民族衣装,機織り・楽器・衣装等実に多彩です。
  生徒達は発表が終わる毎に、声の大きさ・話すスピード、視線の配り方(棒読みになっていないか)、内容(わかりやすく伝わったか)、オリジナリティー(印象に残るものだったか)という4つの要素で採点を行ない、上位5人を選び出していました。これらを集計して、最終的には12月11日(木)に全体発表を行なうことになっているようです。感心したのは、全員がそれぞれ創意工夫を凝らしながらパワーポイントのスライドを作り上げていたことです。発表の仕方はまだ物足りないところもありますが、場慣れすることによってこれからうまくなっていくことでしょう。生徒達の潜在能力の高さを目の当たりにし、頼もしく感じました。