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日能研特別セミナーの内容~日本の将来は?

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  このブログで日能研特別セミナーでの講演の様子を掲載したところ、何人かの方からどのような内容の話だったのか詳しく教えて欲しいというメールが届きました。また、今回は約70枚に及ぶパワーポイントのスライドを60分という短い時間で説明しましたので、舌足らずの点もあったと思います。出席された方の中にもわかりにくい点が多々あったかも知れませんので、これから何回かにわたって紹介したいと思います。
  最初に出席者の皆さんにいくつかの質問をしました。
    ◇世界の中で日本は恵まれているか ◇日本の将来は明るいか、暗いか
    ◇学校教育に満足しているか ◇家庭教育は十分できているか
    ◇地域が一体となって子どもを育てているか 
  この質問に対する大部分の答えは、「世界の中で日本は恵まれているが、日本の将来は暗い。学校教育には満足していない。また家庭教育は十分できていないし、地域での教育も十分行なわれていない。」というものです。私はこれと同様の質問を色々な講演会ですることにしていますが、校長先生や教頭先生、教職員、保護者からほとんど例外なく同じ答えが返ってきます。そして、当然のことながら生徒達も日本の将来は暗いというように思っています。また、数々のアンケートでも世界各国の生徒の中で将来に対する夢や希望を持つ比率の最も低いのが日本の子ども達であるということが指摘されていますが、このことは我々大人に大きな問題があるように思います。大人が志を持って生き生きと生活している後姿を見て元気な子ども達が育つのではないでしょうか。多くの世界の人達から見れば日本は憧れの国であるのは間違いありません。
  イギリスの詩人で『失楽園』の著書で知られるジョン・ミルトンは〝心が天国をつくり地獄をつくる〟という言葉を残していますが、それぞれの人生においては積極的な心の持ち方が大切であると思っています。