授業始め式にあたって~中学生対象
1月8日(木)、生徒達が続々と登校、中学と高校に分けて授業始め式を行ないました。
昨年の12月22日に授業納め式を実施してから、既に17日間が経過しています。この間、補習や自習、部活動のために登校してきていた生徒も数多くいましたが、学校に来るのは久しぶりという人もいますが、全員が元気に登校してくれて本当に良かったと思っています。
中学の授業始め式にあたっては初詣とおみくじを例に出して、次のような話をしました。〝初詣に行くとまず神様の前でお願い事をして、おみくじを引きます。大吉や吉、小吉、凶といった種類があり、一喜一憂しますが、願い事や金運、仕事、病気、失せ物等の解説をよく読んでみると、「大吉」の場合には良い運勢だが、調子に乗らずに研鑽を積まないとうまくいかないという基調の言葉が並んでおり、「末吉」や「凶」の場合には焦らずじっと我慢して精進すれば道は拓けるという内容になっています。いずれにしても、日々の努力を継続し、正直、質素に生活せよということです。
自分なりの目標を持って新しい年をスタートしても、人間というのは弱いもので日が経つにつれてその目標が薄らいでしまうことになります。そうならないためには、最初から難しいことではなく元気な挨拶、整理整頓、早寝早起き、英語の単語を1日に3つ覚えるといった簡単なことを目標に掲げて習慣化していく。そして常に心に留めておけるように、「目に見える形にする(目標を紙に書いて張り出す)」「みんなの前で宣言する」「日々きっちりと反省する」という3つを心がけることが大切です。有名なスポーツ選手もノーベル賞の受賞者も生まれた時から現在の姿が決まっていたわけではありません。年末に話したダイヤモンドの原石は必ず皆さんの中にあります。それをしっかりと見つけ出して日々の研鑽を積んでください。〟
なお、高校の授業始め式の内容は次回に掲載します。