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強い思いを持ち、諦めずに続ける

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  2月18日(水)、本年度最後となる中学生対象の全校朝礼を行ないました。
月日の経つのは早いもので、あと1ヶ月で3年生はいよいよ中学を卒業することになります。そして4月にはそれぞれの学年の生徒は2年生、3年生に進級し、新たに1年生を迎えることになります。
そのため、全生徒にこれからの1ヶ月、しっかりと学校生活を送るようにお願いした後、バレンタインデーの由来と何故この日に日本でチョコレートを贈るようになったかについて話をしました。(バレンタインデーの由来については以前このブログで紹介しているため省略)
  〝バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣は日本独自のものです。この習慣を根付かせるまでにはチョコレートメーカーの必死の取り組みがありました。今から51年前のことです。日本では羊羹や饅頭といったお菓子が中心でチョコレートの売り上げは今一歩という状況であったため、メーカーとしては何とか売り上げを伸ばしたいと考えていました。そのような時に、メリーチョコレートの原邦生氏のところにパリの先輩から一枚の絵葉書が贈られてきました。その葉書には「ヨーロッパではバレンタインデーに花やケーキなどの贈り物をする」ということが書かれてあったのです。これにヒントを得て新宿の伊勢丹デパートで売り出しを行ないましたが、この企画は売り上げがわずか170円という惨憺たる結果に終わりました。それでも原氏はその翌年にハート型のチョコレートを作り、「女性から男化性へ、年一度の愛を告白する日」というカードを添えて売り出したのです。また、森永製菓が新聞でバレンタイン特集を組む等メーカーがさまざまな宣伝を行ないました。こういった永年の努力が実を結び、今ではバレンタイン関連だけで年間売り上げの12%~15%を占めるまでになってきました。そして、創意工夫を生かした色々なチョコレートが作られるようになってきたのです。
  販売を伸ばしたいという強い気持ちがなければこの習慣は根付かなかったでしょう。この例でも解るように、何事にもしっかりとした思いを持つことが大切です。また、一度くらい失敗したと言って諦めてしまえば、絶対に成功することはありません。自分が〝こうしたい、このようになりたいという強い思い〟を持っていれば、ヒントはどこにでもあります。また目標が高ければ一度で成功するということはまずありません。
  皆さんはしっかりとした目標を持ち、例え失敗してもくじけずにやり続けるという姿勢を貫いてください。そうすれば自ずと道は拓けると思います。〟