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日本の良さを知る~固有の歴史・文化・伝統

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  日本はかつて世界の文明史家の間では中華文明圏の一部であるとされたこともありましたが、今では〝日本は一国で一つの文明圏を形成している〟ということが定説になっています。中国から伝来し、大きな影響を与えたと言われる仏教についても日本古来の神道を重んじつつ、神仏習合を進めてきました。従って、我々は日本固有の歴史や文化・伝統をしっかりと理解することによって、日本人としての誇りを持つことが大切です。ところが、現状はあまりにも日本についての理解が乏しいように感じます。世界の国々の子ども達が集まった会合で、「自分達の国の良さは」という質問に対して、他の国の子ども達が次々と国の良さを語る一方で、日本の子ども達は「四季がある」というくらいのことしか言えなかったというような話をよく聞きます。また、残念なことに自国の国旗に対しても敬意を払わないのは日本の子ども達だけだったということも指摘されています。最近では祝日に日の丸を掲揚している家庭もほとんど見かけることができなくなりました。その結果、祝日が制定された経緯も知らない人が増えてきているようです。これでは国際社会の中で、日本という国を正しく伝えていくことはできません。日本人一人ひとりが日本というのはどういう国なのかをしっかりと認識し、その上で自信と誇りを持って行動することが何よりも大切です。
  これまでこの校長通信では、日本の文化や伝統、祝日等について取り上げていますが、これからも機会を見つけて紹介していきたいと思っています。

  ところで、今日は嬉しい知らせが届きました。高校囲碁界のチャンピオンを決める全国大会で、本校の女子が団体準優勝、個人では小原侑子さんが見事優勝しました。詳細は後日紹介します。