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対面式、着任式、始業式

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  4月9日(木)、生徒達はクラス替えになった新しいクラスでのホームルームの後、体育館で対面式を行ないました。
  まず体育館の東側前列に中学2年・3年生が、後列に高校2年・3年生が整列、その後新中学1年生と新高校1年生が各クラスのプラカードを先頭に大きな拍手に迎えられて入場しました。その後、生徒会の委員による号令でお互いに向き合い「よろしくお願いします」と声をかけあい、それぞれ中学・高校の新入生の代表が先輩達に対して挨拶をしました。  続いて、私から本年度より新たに着任された先生方を紹介し、代表の先生からご挨拶いただきました。これらの新しいメンバーを加え、本年度は専任・常勤・非常勤・事務職員の数は101名になります。現在の生徒数は、合計で1302名になります。
  続いて行なわれた始業式で、私は最初に雲雀丘学園の創立の精神である「孝道」に触れた後、次のような話をしました。
  〝本校は将来社会で役立つ人材を育てることを教育方針にしています。私はこれまで民間企業の勤務を通じて、社会で活躍している数多くの人を見てきましたが、これらの人に共通しているのは〝高い志を持って常に自分自身を律し日々努力しているということです。〟これはまさに本校の校是である「高志・自立・努力」そのものであり、皆さんがこれを実践していけば必ず社会で活躍することができると思っています。そして、どのような分野においても、この「高志・自律・努力」が大切であるということの例として、阪神タイガースの金本知憲選手を取り上げたいと思います。金本選手は最初から順風満帆の野球人生を送っていたわけではありません。小学校四年生で始めたリトルリーグも1年で退部、その後町内のソフトボールや中学軟式野球を経て広陵高校で公式野球を始めたものの甲子園には出場できませんでした。そして、中央大学への入学も果たせず浪人して東北福祉大学に進学し、苦労して大学選手権で優勝を果たしました。翌年、広島カープに入団したものの非力のため後輩に追い抜かれ、出場の機会も少なく首になるのを覚悟していたようです。しかし、発奮して筋力トレーニングを開始し全身が筋肉の鎧に包まれていると言われるほどの肉体改造をはかりました。そして、阪神タイガースに入ってからも努力に努力を重ね、大打者に成長したのです。そして、現在驚くべきことに1335試合にわたって連続イニング出場を継続していますが、これは断トツの世界記録です。
  皆さんもこの高志・自律・努力を実践することによって、これから充実した学校生活を送って欲しいと思っています。〟