« 世界の国々と人口~環境クイズの答え(No1)~ | メイン | 侮れない新型インフルエンザ »

養護教員研修会の開催

養護教員研究会.JPG
  7月10日(金)午後、兵庫県私立学校養護教員研究会総会に出席しました。兵庫県の私学においては各種の研究会を設けそれぞれの活動を行なっており、会長職には各校の校長が分担してあたることになっています。私も雲雀丘学園の中・高校の校長に就任以来この研究会の会長を拝命していますが、これまでなかなか業務の都合がつかずに欠席することが多く、養護教員の皆さんとは本当に久しぶりの顔合わせになりました。
  本日は最初に総会が開催され、「20年度事業報告」「役員改選」「21年度事業計画」についての審議が行なわれました。冒頭の挨拶で、私はまず日頃より生徒の怪我や病気等健康管理や安全管理に対して献身的な取り組みをしていただいていることに対して感謝の言葉を述べました。次いで、昨今は単なる怪我や病気といった肉体的な問題だけでなく心の管理が大切になっていること、特別に配慮を要する生徒が増加してきていること、O157・ノロウィルス・麻疹・インフルエンザといったさまざまな感染症が発生していること等を取り上げ、これらの新たな課題についての的確な対応が必要になってきていること、また各学校においては毎日色々なことが起こっているが、「未然に防ぐ」「芽生えの段階で芽をつみとる」「迅速に対応する」といった危機管理の徹底をはかると共に受身ではなく積極的に行動することが大切であるという話をしました。
  学校現場での諸課題に対応していくためにはこれから養護教員の果たす役割は非常に重要になってくると思います。是非一人ひとりの生徒のために何をなすべきかという強い思いで取り組んで欲しいものです。
 
総会後は『新型インフルエンザについて』と題して国立感染症センターの砂川富正(すながわ とみまさ)先生と土橋酉紀(つちはし ゆうき)先生から講演していただきました。非常に有意義な内容でしたので、別途紹介したいと思っています。