常に備える
現在、新型インフルエンザのために日本では多くの学校で学校・学年・学級閉鎖という措置がとられています。本校も新型インフルエンザに対してはこれまでさまざまな予防策を講じてきました。しかし、残念ながら本校だけが例外ということにはならず、学年や学級閉鎖を余儀なくされています。 心配しているのは来週月曜日から始まる定期考査です。今のところ当初のスケジュールどおり実施する予定ですが、明日の出欠の状況を見て最終判断をしたいと思っています。
このように、学校現場では予想しなかったようなさまざまな出来事が次々と起こりますが、起こってから対応するということでは大変な労力と時間を費やすことになります。振り返ってみると、これまで学校は民間企業に比し、危機管理ということでは十分ではなかったと思います。
昔から〝備えあれば憂いなし〟と言われていますが、常に最悪の事態を想定して対応策を検討しておくことは何よりも大切です。このことは企業や病院、学校といったところだけではなく、国においても地方においても必要なことです。また、一人ひとりの人間についても当てはまることではないかと思っています。正直なところ、私も以前は切羽詰まってから行動するタイプでした。しかし、社会で活躍している人は例外なく神だのみではなく自分の責任において解決するというスタンスで行動されていたように感じています。なりゆき任せではなく「常に備える」という気持ちで生活したいものです。