本物に学ぶ生き方
この度、旧知の小野晋也氏より『本物に学ぶ生き方(致知出版社)』を恵贈いただきました。同氏は1955年愛媛県の新居浜市生まれで東京大学の航空学専修修士課程を終了後、松下政経塾に第一期生として入塾、その後愛媛県の県会議員を経て1993年38歳で衆議院議員に初当選、5期勤められ、この度の衆議院選では立候補せず引退されました。この間人間教育と新しい文明創出を目的とする『OAK TREE運動(思いやりある政治、足で歩く政治、考える政治)』を主催されており、月刊誌OAKを発刊されています。また、人間の生き方や考え方、幸福を考える『永田町人間講座』を主催し、超党派の国会議員や政治関係者と共に「人間学」の普及、啓蒙活動を展開してこられました。今回の著書には人間力養成の道として九人の先達の教えが紹介されています。私も一気に読破しましたが、実に数多くの味わい深い内容が盛り込まれており、感銘を受けました。
この後、身近な10数人の方にこれらの人を知っているかどうかを質問しましたが、すべて知っているという人は皆無でした。その九人とは、安岡正篤、新渡戸稲造、吉田松陰、森信三、山田方谷、伊庭貞剛、二宮尊徳、石田梅岩、西郷隆盛です。
皆さんも機会があれば一度この本を読んでいただきたいものです。きっと得るところがあると思っています。