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保護者対象講座「子どもたちのケータイ・ネットの現状」

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  11月28日(土)、『NPO法人 さんぴーす』の大脇巧己事務局長にお越しいただき〝大人が知っておきたいケータイ・インターネットの現状〟というテーマで保護者の皆さんを対象にお話しをいただきました。この講演については先日の兵庫県私学校長会での紹介を受けて、PTA実行委員会の保護者の皆さんにおはかりし今回開催することになりました。また、折角の機会ですので、中学・高校の保護者だけではなく幼稚園や小学校にも参加の呼びかけを行ないました。
  本日の講演では、パワーポイントを使って「SNS」「モバゲー」「学校裏サイト」「プロフ」「出会い系サイト」等、子ども達を取り巻く環境がどのようになっているのかをわかりやすく説明していただきました。実際のところ、保護者の中にはこれらの用語の意味も十分に理解されていない方も多かったようで熱心に耳を傾けておられました。
  最初に、今の携帯電話はカメラ、時計、スケジュール帳、財布、辞書、地図、アルバム、ウォークマン、更に最近では鏡や万歩計、紫外線測定といったさまざまな機能がついており、単なる電話ではないこと、最近の子ども達は小さい頃からインタラクティブなインターネットを使用しており既存メディア離れをしていること、デジタル移民という言葉に代表される親の世代との間には大きなズレがあること等を紹介されました。そして、子どもの携帯電話の使用にあたって重要なことは、子どもから相談されたらとにかく話しを聞くこと、難しい説教ではなくそっと語りかけるアドバイスを行なうこと、トラブルが起きたときのフォローを考えておくこと、うちの子に限っては通用しないこと等のお話しをいただきました。
  近年、防犯のために子どもに携帯電話を持たせる家庭が急増していますが、携帯電話を持つことで逆にトラブルや犯罪に巻き込まれるといった問題も増えてきています。子どもを守るためには、まず保護者の皆さんが携帯電話の利用についての正しい知識を持つと共に、子どもに携帯電話を与える時の各家庭でのきっちりしたルールづくりをすることが不可欠です。まさに携帯電話に関する〝共学〟と〝共育〟が大切であるということを痛感しました。
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