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お礼状を書く

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  先日、沖縄研修旅行に行った中学3年生が民泊でお世話になったご家庭にお礼状を書いてお送りしたということを学年の先生方から聞きました。
  このお礼状を書くということは、感謝の気持ちを相手に伝えるという意味で実に大切なことであると思います。残念なことに、最近は〝お礼の手紙を出す〟ということが少なくなり、電話やメールで済ます人が多くなってきました。特にインターネットや携帯端末の普及がこの傾向に拍車をかけることになってきています。しかし、メールは単に用件を伝えることはできても心を伝えることはできないのに対し、手紙は電話やメールのように時間が経つと消えてしまうものではなく、いつまでも形のあるものとして残ります。
  かつて民間企業に勤務している時、営業の大先輩からお得意先を訪問する際には「〝たとえあらかじめ約束していたとしても、相手様にどのような緊急事態が発生しているかわからないため、必ず前日に当初のお約束どおりで良いかどうかの確認をしておくこと〝 そして〝常に葉書と切手を用意しておき、訪問後ただちにお礼状を書いて現地でポストに投函すること〟が営業活動の基本である。」〟という話しを聞きました。この事例は、本番だけではなく事前に準備しておくことと事後にフォローすることがいかに大切であるかということを示唆しています。
  我々も日常生活の中で、ついついお礼状をお出しするタイミングを逸してしまうことが多くありますが、後回しにするのではなくすぐに手紙を書く習慣をつけておきたいものです。